妻は自称AC(アダルトチルドレン)で、生い立ちとかトラウマとかで性格的に一般の人より弱いところがあった。
それを精神病のせいだと思っていた節があって、そんな自分の性格を治すことが病気を治すことだと思っていたようだ。
性格と病気は直接関係ない。
統合失調という病気は、かかりやすいタイプはあるようだが、実に様々な性格の人がかかっている病気で、性格とか生い立ちとかトラウマと直接関係しているという証拠は無い。
むしろ、糖尿病のように内分泌系の障害、体の機能の病気だという証拠が最近は増えている。
妻に限らず、統合失調になると、自分の生来の弱い部分がことさらクローズアップされてしまう。
ある人は家事が出来ないこと、仕事が出来ないこと、人付き合い、勉強、色々苦手なことが、さらに億劫で苦手になるからだ。
苦手なことや、弱いところを克服することが、病気を治すことだと勘違いしてしまい、立ち直れないところまで落ち込んでしまう例を多数、僕は見ている。
短所はとりあえず棚に上げ、まず自分の長所を維持する事で、そのジレンマから脱出できると思う。
薬物療法やストレスの無い安心した療養生活を送ることで、病気は時間が癒してくれる。短所の克服なんか病気が治ってからチャレンジしたけりゃすればいいことだ。
病気の人に今大切なのは、病気を癒すこと。性格を治したり、能力を回復させることではない。
性格も能力も現状維持で、幸せに暮らせるように周りは力を貸したり、理解をするべきだと思う。
今はそんなふうに思っている。
【今日のめし】
昼「すき焼丼」。夜「カレーライスと野菜炒め」。
オツヤ「サンつがる」。
【今日のトラ王】
トイレ砂全交換が嬉しいようだ。
【今日の妻】
実家へおさんどん。カレーを作って半分持って帰った。
【今日の自分】
今週から水曜日は自主的自宅待機。内職の仕事。
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