統合失調症の原因遺伝子は複数単位存在し、それら全てが揃っても、発病するかしないかは、別の因子による。
 遺伝的に罹りやすい人と、そうでない人がいる、糖尿病のような身体機能の病気である。

 僕と妻は二人とも統合失調症を発病したから、娘は40%の確率で統合失調症を発病するそうだ。
 100%でもなく50%でもないところが、完全に遺伝子だけの問題でない所以であろうが。
 この統合失調症を発症する遺伝子というのは、どの人種、民族にも現存の人類に同じ割合で一般的に持っている、それらが運良くゾロになって更に運良く発症する率が、100人に一人くらいという事であるから、数学の得意な人ならいくつの遺伝的因子があるか計算できるだろう。僕は4タイプあると思う。
 初めに太極があり、陰陽両義四象を成し、八卦、64象を生ずとか聞いたことがあるからだ。
 アダムとイブの頃からある遺伝子である。二つづつ持ってたと思う。

 この本では、その遺伝子が人類を類人猿からヒトに進化させ、現代文明を築き上げたという。
 SFではなく、科学書である。

 ただサイコパス(異常人格)と統合失調症を完全に同一視しているのだけは、偏見だと思う。しかし歴史的な事実まで認めない訳にはいかないので、そこのところは讓るとして、栄養学的な問題で統合失調症を軽くする事が可能だという事実は僕にとって新発見だったので、今後の食生活を改めたいと思う。

 とりあえず、EPA(魚油に含まれる成分)が良いというので、39ドラッグでカプセルを買ってきて飲むことにした。
 口からとってもあまり効果ないという人もいるが、著者の治験では明らかな効果をあげていたからだ。

 症状を抑える薬はあるが、予防する薬がないので心配だったが、娘には、魚を食べさせ、EPAもたっぷり取らせて、栄養学的に発症しにくい体質に育てようと思う。

 もっとも、僕は生物学的遺伝子よりも、魂の遺伝子の方を信じてるんですがね実は。

コメント

nophoto
ところてん
2006年7月31日6:59

初めまして、私は統合失調症の妻がいます。サイコパスと統合失調症を同一視してはいけないということに賛成です。また、統合失調症は特別に感受性の強い人がなりやすい病気だと思います。ですから、統合失調症が遺伝するのではなくて、感受性の強さが遺伝するのだと思います。感受性の強い人が、サイコパスの餌食になるとなると、統合失調症になることがあると思います。現代はサイコパスが大手を振って歩いていますから、感受性の強い人が統合失調症になる確率は非常に高いと思います。

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