冬の風鈴

2007年1月23日 日常
 
 居間の蛍光灯のひもにモビール?貝と丸い透明なボールと細い金属パイプが風で鳴る風鈴みたいのをつなげてある。
 そこを通るたびにちりんちりんとうるさいのだが、エアコンの風に時々反応してささやかになる音は、美しい。
 
 病気で本来の自己を失って、北九州の実家に帰ってきて、入院が決まるまでの数日間、この音が聞こえて目が覚めていた。
 
 あるはずの無い音。でも今、居間にある音。
 未来からきた音だったのかなとか思う。
 
 今、幸せかと聞かれて、「はい」と即答できないけど、今が一番幸せな時かも知れない。
 
 今日一日は、何も変わらない一日かも知れない、そんな一日がずっと続くかも知れない、けれども目が覚めた時に、新しい明日が生まれている気がする。
 
 

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