世の中大半が年越し躁状態になるが、年明け鬱というのはあまり聞かない。
年末年始を僕たちの業界では魔の季節と呼ぶが、この間に調子を崩す人は割といるようだ。
でも春先の方が進学や移動などで、調子を崩す人が多いように思う。
妻の兄が年明け早々昇進したという事で、喜ばしいことなのだが、昇進病にならないかとか不安に思ってしまう。
仕事の他にも消防団とか町内会長とか他にも色々活動している人なので。
何よりも重い統合失調の母と同居しているというストレスにいつまで、耐えられるのか、これは義母の成長にもかかってくる。
しかし、統合失調症の患者を抱える家族というのは、趣味や仕事や色々な活動をする事によって、紛らすというか、ストレスを発散させるのは、良いことらしい。
僕の母も最初は一日中僕を監視していたが、頼むけどっか行ってくれと言うと、趣味の踊りを再開して舞台に立つまで成長したし。僕の知っているある支援者も、もはや自分の息子のためというより、社会の為に支援活動をやっていて、やっと息子も回復に向かい出したという人もいる。
自分や自分の家族を守るというのは、基本的な所だが、それ以外に社会とのつながりを持つ、世の中とつながる(娯楽でもいい)事が、更に欲を言えば、世の中の役に立つという事が、家族にとっても患者にとっても成長につながると僕は思っている。
自分は自分の為に生きているのではない。
自分は何かの為に生きているのだ。
それが何かは、知らないにしても。
今年の僕は、年明けも週明け鬱(月曜病)も今のところ出ない。
別に朝が来ても何ともない。
朝起きるのも着替えるのも顔洗うのもひげそるのも面倒でない。
このごく普通の行為(トイレ行くとかまで)面倒で全身のエネルギーが必要だったのは何だったんだろうか。
正月しっかり休んだから、平気なのか。
薬に慣れたから、平気なのか。
実は娘が拒食気味でどうしたものか。
朝食も食べない。
昼は保育園で食べてるらしいが。
夕食もほとんど食べない。
でも、寝る前にお腹がすいたと訴えるので、お菓子とかなら食べてる。
先月ヤマハの先生に、ふとその事をもらしたら、「うちの子もそうでしたよ、でも小学校くらいになると食べてくれるようになりますよ」と言ってくれた。
保育園の連絡帳とかで相談しても良かったのだが、おねしょとか拒食とか悪い事は書いちゃ駄目と娘も妻も言うので、書けない。
僕が治ったと思ったら妻が風邪で、今日は休むとか言っていた。
娘はもうずっと、咳と鼻水。
娘は平気で笑っているが、妻はきつそうだ。
妻が昨日兄の消防団の出初式に間に合わなかったのが、よほど残念だったのか、ジョイフルで娘を泣かせた。
ケーキのクリームを指先につけてなめるという行為が、いかんかったようだが。
怒ることはないし、叱る事もあまりしない妻が、割ときつい調子で「スプーンで食べリ」と言ったら、娘は泣きだした。
でも、後のフォローが良かったのか、大泣きにはならなかった。
しかし、外食でもあまり食べてくれない。
早く成長して欲しいような、ずっとこのままでいて欲しいような、微妙な感覚。
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