ウエンディ山の麓に穴を掘っていると、シャベルが折れた。
グッディで金属製のシャベルを買った。
木の根や石ころで苦労した。
もうこんな事は最後にしたい。
泣きながら掘った。
僕が僕の責任で初めて預かった命だった。
ホームページに写真館を載せるほど溺愛していた。
寝苦しい夜を過ごし、5時頃起きて台所に行くと、ベランダへの出口の所に、横になって目を開けて眠っていた。
触れるとまだ温かく、死んでから1、2時間もたっていなかったと思う。
しばらく呆然としていた。
6時過ぎ、妻と娘を起こして見せた。
原因は分からない。心臓麻痺で死ぬ猫は多いらしい。
まったく誰にも迷惑かけず、突然、逝った。
娘を早迎えし、夕方、山でお葬式をした。
娘は、泣きながら、
みーんなみーんな泣いてます。
お釈迦さまのおなくなり
獣も小鳥も悲しそう
泣いてサヨナラ言ってます
という歌を歌った。園で習ったようだ。
7歳という短い命だったけど、一番幸せな時間を一緒に過ごしたトラ王。
娘もずーっと忘れないと言っていた。
トラ王がどこにでもいる猫で良かった。
町を歩けば、どこかで見つかる時もあるだろう。
このトラ王記は、トラ王が死んでも終わらない、トラ王は僕たち家族の心の中で生き続けている。
コメント
墓にその辺の石コロと折れたシャベルでモニュメントを作り、一応、いつも通る山道から見える場所に土葬したので、荒らされたらすぐ分かるようにしました。
北九州は今日とても風邪が強く。千の風邪を歌ってやりました。
矛盾している…?
HPの茶色い「シトラ」は女房の実家の庭の三叉の木の下に埋めました。
(当時は、埼玉に住んでたんで山形まで近かったんです)
HPの白雉の「カイ(私のHPの由来です)」は、ペット葬儀社でお骨にしてもらって、まだウチの食卓の上に居ます。
10月から後、女房と二人だけに成ってしまい生活のリズムがずれてしまってます。
部屋に戻った時に、誰も待って無いのは中々に寂しいモノです。
気落ちするなと言うのは無理なお話ですが、
どうか皆様もお気持ちやお体の変調無き事をお祈りしておりますm(__)m
高級羽毛布団で寝ていた人が突然安布団で寝ろと言われた感覚?
お気づかい有難うございます。
m(__)m