デイケア。午前中はリラックス・ヨガですっきり。
ところが昼休み、明日義母を入院させることになったと妻からメール。
よほど緊急だったのか、義兄の決断。
あれやこれやで大変なのだろう。
しかし、入院生活の辛さ寂しさを知っている僕らは、入院反対。
そもそも、義母の金銭の事で妻の状態が悪くなって、娘も病気になり、義母からの一日数十回の確認電話を受信拒否にしたがため、義兄の携帯にかけまくるが、でたらめの番号に電話して、「何でうちに電話してくる」と抗議の電話まで義兄に殺到したりして、仕事が出来なかったのが原因の一つらしい。
もう義母は、電話機さえ扱えない。
一時的にせよ、今後ずっとにせよ、それで入院生活と言うのは、ちょっと可哀そう。
入院はしたくないとはっきり本人が言うが、じゃぁ、家にしばらく来るかと聞くとわからんと答えるらしい。
自己決定が出来ない。
ウエンディでピアカンや卓球やミーティングをする時は、状態はそんなに良くもないが、悪くも無い。ピア・カウンセラーとして半年ばかり、義母の話を聞いて貰っているU君や、送迎から何から面倒みて貰っている中西さんも、むしろ最近の義母は良くなっているとの事。
統合失調症は、一見調子がよくなった時に陽性症状が出て、入院というケースがあり、ウエンディで良い子をしている分、家で一人になった時や、義兄に対する態度とかが良くなかったのかも知れない。
せっかく調子が良くなりかけたのに、入院でダメになった仲間を一杯知っている。
ほとんどが、家族が強制入院させる。
薬物の調整で何とかなる場合もあるのに、保護者がパニクって入院となる。
家面と外面の違いという奴。
一方で、入院生活は快適で、上げ膳据え膳で掃除もしてくれて、レクレーションなどもあり、友達も出来たりする。一人暮らしの病者は、入院したい入院したいとあこがれさえ抱いている人もいる。
さまざまだ。
一度入院生活にハマるともう出てこれない。特に一人暮らしの場合や家族との関係がこじれている場合は難しい。
ただ、基本的に、入退院はあくまでも本人の意志で決めることであって、強制入院はほとんどの場合、良くない。
例え任意入院であっても、精神的圧力をかけての入院は、強制と変わらない。
障害者である僕らは、入院は比較的簡単に出来るが、退院は難しい。
ショートステイのつもりで安易に入院したが、入院生活のストレス(何しろ閉鎖病棟だから)で、むしろ病状が悪化し、病院側がとても退院させる状態に無いと判断するからだ。本当に状態の悪い人を勝手に退院させたら、社会問題にもなる場合も稀にあるし。
義母の場合、それで十年以上入院生活をし、現在の状態に至った。
長期入院中、妻の望みで、病院と退院交渉を行った時も、かなり困難だった。
結局、僕ら夫婦が引き取り一生面倒を見るという事で、退院させる事ができたのだが、僕らの状態が悪くなり、義兄にまるなげという形になった。
義兄もあれこれやってるので、精神的負担も相当なものがあるのだろうが、ここはまた我が家で引き取って、義母がそれなりに安定するまで面倒みようと、提案したが、それでは、妻や僕に負担がかかり、妻や僕の病状までまた悪くなったらいけないからと、義兄はうんとは言わない。
夜、家にも携帯にも電話が繋がらなかったので、妻が心配して、9時頃妻の実家へ行ったが、もぬけのから。
義母と義兄が西南女学院のミュージカルにお別れの挨拶をしに行っていたとかで、帰ってきたので一安心。
妻は名探偵コナンとか推理物のマンガが大好きなので、色々妄想が膨らんで、大変な事になっていたのだが、さぁ、これからがもっと大変。
夜も遅いという事で、話し合いの続きは明日病院でという事になった。
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