以下、これ以上忘れてしまわない内に、記憶の断片。
夏の夜、部活についてきてくれという事が一度あった。
本人は怯えているような感じ。
迷路のような暗い学校の中を通り、部活の練習する教室の前まで送り、しばらく音を聴いていて、迎え入れられたようなので、帰った。
その日は普通に帰ってきたが、思えばあの頃から調子を崩していたようだ。
何が原因だったのか目が覚めると突然ネコのように泣き続ける事があった。
その日は部活も学校も休ませた。
譜面に小節番号を書くのを手伝ったりもしたが、譜面係になり、譜面が無くなったと青い顔をして帰って来た時も様子がおかしかった。
幾ら家を探しても無いよと言うのに、学校に帰りたがらなくて、結局譜面は学校で見つかったようだが…。
部活の朝練に行きたがらなくなり、学校を休む事もあった。
部活の朝練は休んでも、学校へは行く事もあった。
寝て起きないと部活の先生に言うと、先輩や先生がおんぶをして学校へ連れて行った事もあった。
そういう日も普通に帰ってきてはいた。
文化祭の前日、学校のトイレの中で内側から鍵をしめた状態で応答が無くなり、探され、保健の先生がトイレの上から入って鍵をあけたが、気を失っていたそうで。先生が言うには、眼球の痙攣があったようだ。
学校の判断で救急車が呼ばれ、私がかけつけた時に丁度運ばれる所だった。
妻は救急車に乗り、私はタクシーで北九州総合病院へ行った。
点滴を打って、検査が行われ、意識が戻って、外傷とかは無く、後日脳波の検査をする予約をして、帰った。
翌日の文化祭は役割を務め、普通に帰ってきた。
妻と私も見に行ったが、ちょっとステージに入る所で転んだ以外は頑張っていた。
クラスの発表では曲の紹介をすると頑張っていたのだが、急遽代役が立てられていた。
私の記憶は定かではないのだが。
その翌日から学校へ行かなくなったようだ。
寝ている事が殆どだった。
目が覚めると、私が仕事に行っている間はスマホで連絡してもらい、目が覚めただけで喜んだ。
「起きたよ」の妻からのＣメールがとても嬉しかった。
その位長時間眠っていた。
脳波の検査の日も眠っていたので、おんぶして連れて行った。
病院の中は車椅子で移動した。
検査の結果はどこも異常は無く、今度意識のある時に問診をする事になった。
ある日曜日、私が寝ていると、娘が眠ったまま抱き付いてきて離れず、心配してきた母とかも見て笑っていた。
考えてみればこないだまで小学生だったのだから、致し方ない。
私にこうやって甘えられるのも夢の中だけなのだろう。
そうこうしている間に私の調子もみるみる悪くなり、私は娘と妻を家に残して新門司病院へ入院する事になった。
私は入院するまでの事は無いと思っていたのだが、母が最期の願いやけ入院して治療してという頼みに応じる形となった。
入院して増薬治療が始まると、みるみる症状が出て来た。
悪戦苦闘。
それでも、入院中は、毎日妻が来てくれ、時々娘も来てくれたので耐えられた。
土曜日に娘が来た時はたまたま昼食時だったので、面会室で昼食を食べ、娘にも少し分けたら美味しいと食べてくれた。
入院中、妻が学校から教育委員会の指導のケースワーカーに相談するよう言われたが、ケースワーカーが妻や私の障害の事とか仕事の事とか根ほり葉ほり聞いてきて、虐待をしていると罵倒されたとか、しまいに私の職場にまで行って職員に話を聴いたりしたそうで、妻がショックを受け、もうその人とは話したくないと、私もそう担任に話せば良いと面会の時に言った。
退院まで待ち遠しく、退院したら全部解決するような気がしていたのだが、年末に退院して、娘が行きたがっていたトライの契約を済ませた。
正月休みは、元旦は妻の一族が我が家に来て、お年玉交換をした。
二日か三日に淡島神社と戸ノ上神社に初詣に行った。
トライは最初の頃は寝過ごして行けなかった娘だが、行けるようになった。
私が入院中に、白川クリニック（心療内科・精神科）へ通う事になった娘は、適応障害との事だった。
エブリファイ３ミリを処方された。
段々落ち着き、表情も明るくなり、トライやヤマハやスーパー等に一緒に出掛ける日々が続いた。
昨日、医師に言われていたので、児童相談所に電話して相談したら、適応障害について色々教授され、ストレスを軽くしてやる事、部活もこの際止めた方がいい（本人の希望が有れば）と言われたので、その日の内に娘に確認を取って、吹奏楽部を退部する事になった。
ただ、自分の意志で退部するというのは言いにくいそうだ。
私はてっきり止めた事になっていると思っていたのだが、そうはなっていなかったようだったので私の責任で病める事にした。
この事が後々娘の心に傷を残さないといいけど（娘は楽器を好きだし、先輩等を慕ってもいた）。
今朝、担任の先生に妻が電話でそういうと、私がどんな風に児童相談所に相談したのかというので、電話を変わったが、私はしどろもどろだった。
取りあえず、娘が学校へ復帰する為のハードルを低くする為とかいう風に答えたような気がする。
昼休み、いつものように食事に家に帰ると、昨日は起きていたのに今日はまた眠っていた。
仕事が終わって、家に帰ると、娘は起きてパソコンに向かっていた。
担任の先生から電話があり、明日寄ってくれるそうだ。
先の事は分からないが、今は、ここまでよく頑張ったねと娘を褒めてやりたい。
ありがとう♪
（拝）
2024/01/25 5:36 （木）【追記】７年後のケンチより
思い出すというのは、ツライ作業だ、忘れないうちに書いといて良かった♪
テレビ体操とかブログ書きとか、日記書きを何の為に始めて、休んだり書いたりしていたのかを思い出してきたが、今はそんなには辛い状況であるが、社会的には、二十歳過ぎて、この状況は、ツライのかなぁと思うが、ナニワは無駄な努力ともとれる苦労をたくさん背負いながらも、今できる事を探して、取り組んでいる、ことごとく撃沈しているが、それでも必死に生きている。
そりゃ出来ない事だらけなのだが、頑張って続けている活動もあるので、敢えてタワシは、心配してない態度を取るのだが、あ、今日は仕事だった、知らぬ間に１時間が経っていた(-_-;)♪
しかも一日はやかったーm(__)m
☆☆☆
去年の今日は↓
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ありがとうございました。
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