2年半、精神科の病棟内の売店を営業してきたが、明日をもって閉店する。
さみしい閉店くじ引きセールをやっている。
ぼく個人は、仕入れや経理や時にレジなども担当していたので、正直なところ、やめて楽になる。エネルギーが他に回せるからだ。
だが売店の仕事をメインにしてきたメンバーもいるので、代わりの仕事を早急に確保しなければならない。
自助グループが運営する売店として当初は意気込みもあったが、病院サイドともめる事の方が多く、自助の目的達しがたく、難癖つけられて撤退という形。
うちの後は、大手のシダックスが入る。
病院敷地内にあるパソコン室も難癖つけられたので撤去し、改造コンテナ2台を本部の前に設置して、NPOの仮設事務所とする。
病院の中での支援は妨害が多かったので、外から包み込むような支援に変える。情報提供、電話や面会による相談援助、やるべき事は色々ある。
病院にけんかを売る訳ではないが。
精神科の入院病院は、我々当事者の手で変えていかねばならない部分がとても多い。
入院中も感じたし、売店などをやっていても痛感した。
大阪では病院を2つも当事者団体が不正を暴いてつぶしたそうだ。
ユーザーの利益を害するようなサービス提供者があって良い訳がない。ぼくたちも、精神科のユーザーとして、正当に人権を主張できるよう働きかけていきたい。