故郷までの旅は遠かった
 育った時間より長かった
 やり残したことに後悔があった
 置いて帰るものに未練もあった
 でも故郷への引力が、
 生まれた川に戻る鮭のように
 僕を動かした
 
 疲れたら
 遠くを見なさい
 遥か丘の上で手をふる人たち
 彼らが未来から呼んでいる
 
 あそこまで歩いたら、
 もう一人じゃない
 
 
 
 今日は七夕で結婚記念日でもあるので。
 せめて、料理でも僕が作ろうと思っている。
 日中は仕事で、夕方はチャット会もあるので忙しいが、
 肉を焼いて、サラダを作ろう。
 ただのサラダではない。裏日記で教わったうまそうなキャベツ料理とでも言っておこう。お楽しみに。
 
 結婚記念日とは言っても、式も旅行も無い入籍だけの貧乏結婚であった。
 二人とも持ち込みの家財道具などほとんど無かったので、
 2DKが空の、本当にゼロからのスタート。
 それが、いまや足の踏み場も無い(単にちらかってるだけ?)。
 ともかく3年前のこの日から一緒に暮らし始めた訳である。
 3年なんてあっという間だな。
 色々あったような無かったような、
 無事、暮らせてるので、良きことかな。
 せめて、有難うと言っておこう。
 
 
 
 わかってたんだけど。
 月末。四半期末。引越し。
 どっと重なって。
 てんやわんや。
 ばんなこった。
 
 自由といえば。
 自由だったはずなんだけどなー。
 
 

(シンポジウム)

2004年6月26日
 
 今日は某家族会の総会で、シンポジウムに招かれた。
 2時間ほど、熱く楽しく話をしてきた。
 
 テーマは「恋愛、結婚、子育て」(当然精神障害者の)。
 僕らともう一組、夫婦者の当事者がシンポジストだった。
 
 ステージの上に上るのは、もともと大好きだし、割と慣れてるけど。
 妻は初めての経験で、直前まで緊張しまくり。
 でも、いざ始まると声も震えることなく、アナウンサーのようなしゃべり。
 実は、昨日何度も練習していたので。
 
 妻は、作業所のミーティングでさえ声が出せない人だったのに。
 変われば変わるものだ。
 
 終わりに、花束と金一封頂いた。
 あかつき会様、有難う。
 
 次は曲もやりたい。
 公演活動も楽しくて、いいぞ。
 
 
 
 作業所を来週引越しするので、
 本部のコンテナを片付けた。
 6年前からこの狭い改造コンテナで、
 作業したり何か作って食べたり色々してた。
 もともとはカラオケボックスだった、
 年代もののこのコンテナ。
 僕らの歌声も染み付いていると思う。
 壁新聞やらポスターをはがして、
 苦労してつけた棚などもはずして、
 6年間、30人ぐらいの人が過ごした、
 狭い空間が、
 何か引力がこの中だけ違う、
 異次元のようで、
 名残惜しかった。
 
 人手が多く、
 午前中でだいたい片付いて、
 午後からパソコン室の片付けにいった。
 パソコン室はあと1週間過ごさなければならないので、
 本やがらくた類を梱包しただけ。
 
 肉体的には大したことないけど、
 引越しって精神に良くないね。
 
 
 
 四六時中寝てるようで。
 でも、顔見ると、目を開ける。
 本当に不思議な生き物だ。
 
 何しに家に来たのだろう。
 どうして側を離れないのだろう。
 
「おまえは、スパイか?」
 そうココロで問いかけたら、逃げていった。
 
 いいや見てろよ。
 見て神様に弁解をしろ。
「あれでも彼は彼なりに・・・」とか。
 
 基本的に人間が好きみたい。
 もう寒くもないのに、あいかわらず側にきて寝るし。
 足に抱きつかれるのはくすぐったい。
 
 僕が考えているとき、一緒に首をひねる。
 僕が悩んでいるとき、一緒に頭をかく。
 僕らと一緒に楽しんでくれてるのかな。
 
 不思議だけど。
 いたいなら、ずっといろ。
 
 

(裏表逆転)

2004年6月19日
 
 裏にきれいごと書いて、
 表にこんなこと書いてる。
 
 いまいち、混乱している。
 
 

(拘束する)

2004年6月19日 こころ
 
 病気だから隔離する。
 伝染病じゃないから、病気がうつる訳ではなかろう。
 病気だから拘束する。
 大声を出したり、暴れたりするのは、
 あなたたちが自由を奪おうとするからだろう。
 自由を奪われれば抵抗するのが当たり前だ。
 
 ではなぜ、病気を理由に拘束するのか。
 閉鎖病棟に閉じ込めるのか。
 犯罪者扱いの拘束をするのか。
 
 10000人中9999人が善人である世の中ならば、
 10000人中1人の犯罪者がいたって、
 それを理由に9999人の病人を閉じ込めるのはおかしい。
 実際のところ、病人より健常者の方が犯罪者は多いのに。
 
 保護するためだと言うけど、
 患者は拘束されて、ますます悪化するし、
 それで世間の安全が保障される訳でもない。
 
 薬で飼われて、飯の種にされている。
 そんな被害妄想は僕だけではない。
 
 

(浮気)

2004年6月18日 日常
 
 ホンの出来心です。
 ちょっと飽きてきたというか、退屈で。
 新しいのに。
 手を出しました。
 
 別のBlog(裏日記?)を作ってみた。
 かなり閉じたところに登録してみた。
 書いてる内容は、ダイアリーノートと同じような感じだけど。
 ちょっと新鮮だったり。
 空しかったり。
 
 ダイアリーノートみたいに、
 読んでくれる人が何となく見えてくるようになると、
 書きがいも出てくるってもんだけど。
 まったく知らない人の中で物を書くというのは、
 けっこうつっぱってくる。
 東京で一人暮らしてた頃の息苦しさが蘇る。
 でもサバイバーとしてのファイトもわいてくる。
 
 結構懐かしい、いい感じでもあったりする。
 
 ダイアリーノートがメインである事に変わりはないが。
 

(休憩中)

2004年6月1日 日常
 
 今、特に猛烈に忙しい訳ではない。
 むしろ落ち着いてきたかも。
 実は閑。
 
 でも忙しい時の反動で、何もやる気が出ない。
 アニメ見たり、本読んだり、ごろごろして、
 ちょこちょこっと小細工したりして、
 まだまだ忙しいぞってふりをする。
 
 人生あせったって仕方ない。
 その内、やる気が沸いて出るかも。
 沸かないままでも、ぬるめのかん。
 気がついて見たら、それが人生。
 終わってたってそれもいい。
 
 

(僕のバカ)

2004年5月16日 こころ
 
 昨日、眠剤の悪口(?)を書いたせいで、
 医師会と製薬会社が雇った非合法組織に、
 命を狙われる恐ろしい夢を見た。
 
 で、白旗、弁解を少々。
「アモバンの副作用は僕が統合失調症だから、現れるのです。一般の不眠症患者さんが使われるにおいては、僕の知る範疇にありません」
 
 日記を書いてるとここがインターネットという事を、
 つい忘れてしまう。
 書いてて腹が立ってくると、
 がんがん書いてしまう。
 
 医者のバカ、とか書いたのを、
 当の医者が見たら、
 仕返しにいやがらせを受けるかも知れない。
 妄想の中での報復であっても、
 それは避けたいので、謝罪しておく。
 ごめん。
 
 医者がバカなのではないかもしれない。
 はいはいと貰った薬を素直に飲んでいる。
 僕のバカ。
 
 
 
 
 穏やかな眠気と、優しい寝起きがある。
 でも高い。市販薬だからしょうがない。
 医者に言ったら出してくれるだろうか。
 買いなさいと言われるだろうか。
 
 医者からはいつもアモバンを出されるのだけど、
 正直きつい。
 アモバンはバタンQで眠れるが、寝起きが苦しい。
 飲んだ後、味覚が壊れる。
 記憶が飛ぶ。
 3日間くらい焦燥感や欝感が残る。
 寝てない時のほうが仕事が出来る。
 
 もらったアモバンは、半分捨てていた。
 
 最近は眠れない時、風邪薬を飲んでいた。
 それでも眠れないならプチ徹夜。
 それでも眠れないならアモバン。
 
 だから、ドリエルのような薬は正直うれしい。
 でも、ドリエルは一時的な不眠用だから、精神科ユーザーが飲むには適していないかも知れない。
 
 書いてて、精神科ユーザーを睡眠薬依存にしてしまう今の精神科医療には腹が立ってきた。
 
 寝ないと調子崩すんだから、仕方ないと言われればそうなんだろうけど。
 きつい睡眠薬の副作用が、精神症状である事が皮肉。というか罠のような気がする。
 
 ドリエルのような優しい薬で、徐々に眠れる体質に変えられないものか。
 
 ていうか、医者のバカ。
 こんなのあるなら、早く使ってろよ。
 
 
 
 お金は使うと無くなる。
 ものはすりへる。
 
 母乳は溜まったのを与えるのではなく、
 授乳するときにこんこんとわいてくるそうだ。
 いくら愛しても、
 出てこなくて悲しくなる、
 子が泣くので、
 母も泣けて苦しくなる、
 そんな時もあるそうだ。
 でも、
 ミルクが買えるので父が与えることも出来る。
 これは、
 夫への愛かいたわりか。
 
 安っちい人の愛なんか、
 使いすぎたら、
 いつか涸れてしまうだろうか。
 惜しみつつ愛すべきか。
 それとも、
 愛さずば涸れてしまうだろうか。
 
 愛すれば愛するほど、
 こんこんとわいてくるだろうか。
 
 
 抱えることが多くなって、
 愛が足りない最近。
 どっかに一杯落ちてやしないか。
 
 
 
 猫は夜行性。
 でもトラ王は僕らと朝までぐっすりだ。
 ただやっぱり猫だ。
 昼も丸くなって寝てる。
 立派だ。いさぎよい。
 いちんちじゅうねてる。
 
 何かしてなきゃ不安な僕らと、
 大違いだね。
 
 たまに気がむきゃ、
 走る走る走る。
 虫を狩るカーテン引き裂くもの壊す。
 あとは缶詰とポリポリかじって一日中寝てる。
 年度末もGWも半年たとうが、
 一年中寝てる。
 特に新しいことなんか、
 何もしなくても生きていけるね。
 
 何も期待されない王だから、
 何も成さなくても輝いている。
 生まれた時が花だから。
 生きる事が果実だから。
 存在じたいが宝だから。
 玉だから。
 
 うらやましいけど僕は一生家来だな。
 明日から頑張って働きます。
 
 

(連鎖)

2004年5月4日 ポエム
 
 宇宙や素粒子を思って目をつぶる。
 大きいほうも小さいほうも限り無いようで、
 僕の中に無限の魂があって、
 僕を包む無分の魂があるような。
 そんな事を考えながら、
 アンテナを伸ばすと、
 びりびりと、ちくちくと、
 感じるものがある。
 フィーリングの合う魂が、
 無限にリレーしながら、
 命を楽しんでいる。
 苦しみも悲しみも命の味わい。
 僕を中継して大いなる魂と微小なる魂が、
 交信している。
 いつか僕も仲間に入って、
 無限の命に参加して、
 あんな世界や
 こんな世界や
 て考えてたら寝ちゃえる。
 良い夢がみれる。
 
 
 
 昨日は牛丼。
 今日は親子丼。
 さて、明日は何丼か?
 丼大好き。
 
 
 父が大の競輪好き。
 平日は作業所の仕事を手伝ってるけど、
 休日となると朝から競輪場で遊んでいる。
 
 僕も独身で在宅障害者だった時期は、
 よく連れられて競輪場へ行った。
 配当のおこぼれを小遣いとして貰ったり、
 場内のおでんや焼き鳥をおごって貰ったり、
 発券時間中に流れるジェンカのメロディーが、
 今でも郷愁を誘う。
 
 76歳にもなるので、そろそろ足腰もきつかろう。
 小倉までの交通も大変だろう。
 人ごみにもまれて危なかろう。
 という事で、インターネット競輪を申し込んでみた。
 父に教える前に自分が慣れておかないと。
 
 ジャパンネット銀行に預金口座を作って、
 競輪バンクに登録申し込みして、
 IDとかパスワードとか暗証番号とか発行してもらって、
 先週やっと面倒な手続きが終わった。
 
 忙しくて試してなかったんだけど、
 今日3レースほどやってみた。
 インターネット生中継を見ながら、
 全国の競輪場とリアルタイムで投票できるので、
 バーチャル感もなく、結構燃える。
 
 結果はともかく依存症になるのも無理はないと思った。
 未来ある人には、絶対おすすめできない。
 
 老成のギャンブラーに、
 親不孝な息子からのプレゼントとしよう。
 来月から父の給料は競輪バンクに振込みじゃー。
 
 
 
 何か買いまくる。
 ストレスに押されて買いまくる。
 ベビー用品。家電。ソフト。
 極め付きに土地。
 
 買った分だけお金が消えて、
 ますます強いストレス。
 
 物欲?
 
 はー、安心が買いたいよ。
 
 そう言うとアリコのCMが・・・。
 
 はい。慢性の統合失調患者は加入出来ません。
 
 
テレビなら2台あるし、
ビデオデッキもDVDプレイヤーもあるし、
別にわざわざパソコンでテレビなんて必要ないじゃん。
そう、思ってました。

でも、「火の鳥」をDVDに焼いてとっとこう、と思ったら、結構めんどくさい。
うちの場合、まずDVカメラをテレビにつないで録画して、パソコンに取り込んで、DVDに焼けば出来るのだけど、毎週それをやるのか?

SmartVisonを1万8千円はたいて買って、パソコンにつけて、アンテナにつなげたら、それがすごく簡単に出来たぞという話。

録画予約も番組表をクリックするだけなので、超簡単。
パソコン使わない時は休止モードで電源切っておいたら、予約時間になったら勝手に起動してくれるし。3話分くらいたまったら、メニュー付のDVDが簡単に作れる。
おまけのソフトがとても便利なのでお勧め。
さすがNEC。

でも、デジタル地上波になったら使えないかなコレ。
アンテナの間に変換機をかますのかな、
テレビだってそうそう買い換える訳にはいかんもんなー。
ま、その頃にはこのパソコンは買い替え時ときいう事で、
めでたし、めでたし。
 
 2年半、精神科の病棟内の売店を営業してきたが、明日をもって閉店する。
 さみしい閉店くじ引きセールをやっている。
 
 ぼく個人は、仕入れや経理や時にレジなども担当していたので、正直なところ、やめて楽になる。エネルギーが他に回せるからだ。
 だが売店の仕事をメインにしてきたメンバーもいるので、代わりの仕事を早急に確保しなければならない。
 
 自助グループが運営する売店として当初は意気込みもあったが、病院サイドともめる事の方が多く、自助の目的達しがたく、難癖つけられて撤退という形。
 うちの後は、大手のシダックスが入る。
 
 病院敷地内にあるパソコン室も難癖つけられたので撤去し、改造コンテナ2台を本部の前に設置して、NPOの仮設事務所とする。
 
 病院の中での支援は妨害が多かったので、外から包み込むような支援に変える。情報提供、電話や面会による相談援助、やるべき事は色々ある。
 病院にけんかを売る訳ではないが。
 精神科の入院病院は、我々当事者の手で変えていかねばならない部分がとても多い。
 入院中も感じたし、売店などをやっていても痛感した。
 
 大阪では病院を2つも当事者団体が不正を暴いてつぶしたそうだ。
 ユーザーの利益を害するようなサービス提供者があって良い訳がない。ぼくたちも、精神科のユーザーとして、正当に人権を主張できるよう働きかけていきたい。
 
 

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